「これじゃなきゃダメ」
なんて、こだわりが強すぎて執着してしまうことってありますよね、
今回の記事では、執着心が強くなる原因や執着を手放す方法・メリットをまとめました。
男性も女性も、何かに執着している自覚があったら、ぜひ執着を手放して生きやすさを手に入れましょう!
執着とは
まずは「執着」という言葉について解説します。
執着の意味
執着とは、「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」を意味する言葉です。
「しゅうちゃく」ということが多いですが、「しゅうじゃく」がもとの読み方です。
仏教用語として使われる執着は、苦しみの原因と考えられているため、執着心を手放すことの大切さが説かれています。
執着と依存の違い
「執着」と「依存」ですが、厳密には違いがあります。
依存は、「他に頼って生存が成立すること」という意味で、自分以外の何かに寄りかかって存在や生活が成り立つことを表します。
1人になる不安や恐れからくる状態ですね。
執着心が強くなると、依存になるようなイメージです。
執着はそれがなくても大丈夫だけど、依存レベルになると、それがなくては生きていけない…という重度な感じとなります。
執着心が強くなる原因
執着心が強くなる原因として、以下のことが考えられます。
原因がわかれば、執着を抱く自分を俯瞰して見られるようになります。
自分のことを相手にわかってほしいから
相手に自分の気持ちをわかってほしい気持ちが強くなると、執着心も増してしまいます。
- 「裏切った人を許せない」
→傷ついた気持ちをわかってほしい - 「頑張って仕事をやり遂げなきゃいけない」
→結果を出して認められたい - 「片思いのあの人以外考えられない」
→こんなに大きな愛情を伝えたい
わかってほしいのにわかってもらえないもどかしい現状が、自分自身を苦しめてしまうんです。
損をしたくないから
執着心が強くなる原因として、損をしたくないという心理も挙げられます。
たとえば、メダルゲーム。
ジャックポット(大量にメダルが振ってくる状態)を当てるために、たくさんお金を投入したとします。
お金を使えば使うほど、ジャックポットを落とすまでやめられなくなっちゃうんですね。
早く見切りをつけて諦めればいいのにそれをしないのは、席を離れた瞬間に他の人がプレイしたら、自分が積み上げたものが盗られちゃう気がするから…
\これまでの努力を無駄にしたくない!/
UFOキャッチャーもそんな感覚で、GETするまでやっちゃうことってありませんか?
いざ手に入ってしまえば、たいして欲しくないものだったりして…
キャバ嬢やホストにお金をつぎ込む人たちも、そんな感じなのでしょうね。
メダルゲームは得することはないですが、これがギャンブルとなると、得をする可能性もあるためより執着度は増します。
執着を手放す方法
なかなかしぶとい執着を手放す方法を紹介します。
ぜひ一つひとつ丁寧に取り組んでみてください!
あるものに意識を向ける
執着を手放すためには、ないもの探しをやめて、あるものに意識を向けましょう。
「手に入らない」と思うから執着心は増していくんですね。
この欠乏感は、また別の欠乏感を生み出します。
特定の人物やお金、環境、意見など、執着の対象はさまざまですが、たとえ手に入ったとしてもどこか心は満たされず、感情や波動は重たい状態のままな可能性があります。
自分が今与えられている豊かさに目を向ければ、感謝の念が湧くはずです。
執着による焦りやイライラの波動エネルギーと、感謝の波動エネルギーはまったく別物なので、心が楽になるのを感じられるでしょう。
没頭できる趣味を見つける
手っ取り早く執着を手放すには、何かに没頭することがおすすめです。
これといって趣味がない人は、自分の好きなことや興味のあることから探してみましょう。
楽器や運動、映画鑑賞、音声配信など、なんでもOKです。
夢中になれる趣味が見つかれば、いつも間にか執着心がなくなっていることに気づくでしょう。
自分と向き合って感情を感じる
重い執着は、自分と向き合うことで手放すことができます。
モヤモヤ、ぐるぐるした感情を、ただただ感じてみてください。
「あ〜好き過ぎてしんどいな〜…」
「お!焦りも感じてるんだなぁ…」
こんなふうに、胸のあたりに感情の塊を集めて、静かに観察します。
ポイントは、「なんで彼は振り向いてくれないんだろう」「相手にも非はあるのに」などと思考を入れないことです。
静かに感情だけを味わえば、自然と重たいものは薄れていきます。
自分の心の声に耳を傾ける
執着の存在に悩まされるときほど、内観が必要です。
静かな場所で、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
そして、「そう感じるのはなぜ?」「それって本当に?他には?」と優しく自分自身に問いかけて深堀りし、執着の正体を紐解いていきます。
【恋愛の執着心が強い場合】
「彼とどうしてもヨリを戻したい」
→「そう感じるのはなぜ?」
→「彼のことが好きだから」
→「それって本当に?他には?」
→「他にいい出会いがないから」
→「それって本当に?他には?」
→「1人が寂しいから」
→「それって本当に?他には?」
→「心から満たされて安心したいから」
こんなふうに掘り下げていって、自分の本心や欲求をすくいあげてみてください。
最終的には、自分がどんな感情を味わいたいのかという部分に行き着きます。
本心が見えてくれば、別に彼じゃなくてもいいと気づけるかもしれないし、逆により彼に対する一途な愛情を再確認できるかもしれません。
過去ではなく未来に思考を向ける
執着の原因が過去にある場合は、思考を切り替えて未来にフォーカスすることが有効です。
※本当は過去も未来もなく「今」しかないのだけど、ここではわかりやすく「過去に起こったこと」と「これから先の未来のこと」という意味で、この表現をしました。
世界は今この瞬間自分で創っています。
心を解放して、やりたいことリストを作ってみましょう。
自分がどう在りたいか、どんな感情を味わいたいか、ぜひ自分軸で前向きに考えてみてください。
環境を変える
執着をバサッと手放したいなら、思い切って環境を変えるのがベストです。
環境が変われば、気持ちも強制的に切り替わります。
運気UPにも効果絶大なのが、引っ越しです。
心機一転引っ越し先に移るとなると、できるだけ手荷物を少なくしようとするため、断捨離をしますよね。
物を手放すことが、気持ちを手放すことにつながります。
引っ越せない場合でも、物を減らして模様替えをすれば、気分もリフレッシュできますね^^
運気UP!執着を手放すことで得られるメリット
執着を手放すと、さまざまな恩恵が得られます。
嬉しいメリットばかりなので、考えただけでワクワクするはず!
苦しい日々から解放される
執着を手放すことで得られる大きなメリットは、重く苦しい日々から解放されることです。
内容はどうであれ、ガッチリ掴んでいたものを放すのですから、身軽になるのは当然です。
これまで執着していた対象に左右されなくなり、あなたらしく伸び伸びと生きられるようになります。
比較することがなくなる
みんなそれぞれ個性が違うので、誰かと比較してもあまり意味はありません。
人と比べて落ち込んだり焦ったりしなくなることも、執着を手放せたときの嬉しいメリットです。
自分は自分、他人は他人と考えられて、違いも認められるようになります。
さらに、「自分が正しい」と頑なになって相手に意見を押し付けようとすることがなくなり、ストレスも激減するでしょう。
新しい恋愛や復縁のチャンスをつかめる
人間関係における執着を手放すことができたら、そこにが生まれ、新たなご縁がやってきます。
恋愛においては、予期せぬところで素敵な人との出会いがあったり、友達だと思っていた人から好意を寄せられて2人の関係性が発展したり。
また、元カレ・元カノへの執着を手放すことができたら、エネルギーバランスが変わって復縁できる可能性がグッと高くなることも!
物事がスムーズに動くようになる
執着の手放しによって、物事が流れるようにスムーズに動くようになります。
停滞していたエネルギーが流れることになるため、なかなか動きがなかったことにも変化が見られるでしょう。
砂時計の砂をぎゅっと握りしめていた状態から、手を放すことで砂がサラサラと流れていくようなイメージです。
執着を手放せば波動が軽くなって幸せが訪れる!
多少の執着なら問題ないかもしれませんが、自分を苦しめてしまうほどの重たい感情なら、手放してしまったほうが楽ですよね。
執着をポイッと捨てることの恩恵もたくさんあります。
本当に自分に必要なのか、なぜそこまで執着するのか、執着は自分と向き合うきっかけをくれる感情です。
内観して、本音を紐解いて、不要なものをひとつずつ外していきましょう。